本校は道徳的・実践的理念を基とした教育を行い124年の年月を刻んでいます。伝統が続くためには、水は流れなければよどんでしまうのと同じように、常に新しい事柄・感覚をとりいれなければなりません。現在の本校のモットーは「あたりまえのことがアタリマエにできる」行動指針と「生命あるものと地球上で共生する」ための人間教育です。
皆さんが大学に進んだとき、社会に出たとき、新しいことに対応でき、新しいことを創造する力が必要です。そのための基礎となるさまざまな知識を摂り入れることにより知識をつけ、しかも感性を豊かにし、物事に感動する力を養うことが大切です。人類は創造することによって人間独自の文明、生態系を造ってきましたが、これからは地球上に生息するすべての生物との共存のための生態系をつくるべく知恵を使わなければなりません。本校卒業時には21世紀に必要な高学力・高技術に対応できる知識と知恵と共に生存のための哲学を身につけ各人の希望にあった場に進んで欲しいと願っています。
獨協中学・高等学校長 永井 伸一
プロフィール
永井 伸一(ながいしんいち)
東京都出身。疎開先の群馬県沼田市で高校まで恵まれた自然環境のもとで学び、生命の尊さ、素晴らしさを知る。
1963年、横浜市立大学・生物学科を卒業後、研究生活に入り、京都大学・水産生物学で学位を取得。天野理念に魅せられ、1973年、獨協医科大学に転じ、27年間、細胞生物学、分子生物学、行動学を通じて、地球環境と人類、哲学と医学等の人間教育に力を入れ、人間学をライフワークとする。
その原点は、京都学派の西田幾太郎、和辻哲郎、九鬼周造からの影響、さらに、会田雄次、梅原猛に魅せられた事にある。
学校法人獨協学園理事 獨協医科大学名誉教授 世界子孫代理人会(WARD)副会長