獨協中学校|デジタルパンフレット
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サイエンスツアーNEWS TOPICS「環境」の学びを介した地域とのつながりがますます深まっています。ビオトープの管理や屋上緑化に取り組む「緑のネットワーク委員会」では、6年前から、生徒たちが近隣の小学校に出向き、児童に環境に関する授業や指導を行う「環境ファシリテート活動」を行っています。こうした私たちの取り組みは、徐々に地域の方々にも知られるようになり、2019年3月には新たに文京総合福祉センター内に箱ビオトープを設置し、同センター内のリアン文京が支援する障碍者の方たちの訓練とケアの一助として役立てていただくことになりました。生徒たちはその後も定期的にセンターを訪れ、交流を続けています。こうした生徒たちの活動が評価され、2019年7月には「高校生ボランティア・アワード2019」にも選出されました。わずか6リットルの土に3ヶ月をかけてゆっくりと溶け出す特殊な肥料を加え、水やりを下から行うと少ない水で植物が育ちます。緑化は建物の温度上昇を抑えるのにも役立ちますし、この方法が進めば砂漠でも食物を育てることも可能となるかもしれません。獨協では屋上スペースを有効活用し、自然環境に関するさまざまなチャレンジを行っています。世界最初の国立公園で、世界自然遺産でもあるアメリカのイエローストーンに高校1・2年生の希望者が出掛け、サイエンスキャンプを体験します。恐竜の化石を研究するロッキー博物館の研究所見学のほか、間欠泉の熱湯に生息するバクテリア、豊かな自然に群れをなす動物との出会いなど日本では体験できないプログラムです。※ 栽培法は年ごとに工夫していて、変わることがあります。12イエローストーン屋上菜園地球環境に関心を抱く高校生が、大自然と交流できる機会を設けています。屋上のスペースを使ってゴーヤやトマトなども育てています。

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