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2026.07.31

海外研修(イエローストーンサイエンスツアー 7日目・8日目)

7日目の今日は、早朝にホテルを出発、火山地帯の中心部に入っていきます。バスが進むにつれ、広大な土地のいたる所から水蒸気が高く立ち上っているのが見えてきました。
 
最初に立ち寄ったグランド・プリズマティックでは、バクテリアにより変色した湯の中を観察します。一見すると生物がいないようですが、よく見ると温泉ミミズ、ハエ、クモが活動しており、温泉生態系が成り立っていることがわかります。
 
次に訪れたのは、old faithful。イエローストーンの間欠泉として有名な場所です。この間欠泉の特徴は噴出時間が大体予測できること。前後40分くらいはずれる可能性があるそうですが、スティーブ先生が噴出孔の様子をみて、生徒諸君に今地下ではどのような状況かを教えてくださいます。そして、いよいよその瞬間がきました。何十メートルも噴き上がっている間、皆熱心に動画を撮影し、火山活動のエネルギーに感動しきりでした。噴出が終わったと思ったら、スティーブ先生にせかされすぐ近くの噴出孔へ移動します。待つことしばし、ここでも音高く噴きあがる巨大な間欠泉を体験することができました。連動した間欠泉を見られるのはラッキーとのこと、皆大喜びでした。
 
その後は高台までトレッキング、火山地帯の植生を学びながら登っていきます。珍しいトリカブトの群生や、かわいいリスにも遭遇し、こちらも十分満喫できたようです。
 
この活動を最後に、いよいよイエローストーン国立公園を離れてボーズマンの街まで移動し、明日のモンタナ州立大学での活動に備えます。
サイエンスツアーもいよいよ終盤です。
8日目の今日は、ボーズマンにある公立のギャラティン高等学校を訪問しました。夏休み中なので学生はいませんが、スティーブ先生、まゆ先生がギャラティン高校の時間割や年間スケジュール、部活動や授業の種類を資料を用いて説明してくださいました。授業日数が日本と比較して60日ほど少なく、代わりに別のキャンプを見つけ多くの生徒が参加すること、授業は希望制で中Ⅲから選択すること、constructionの授業では皆で物置小屋を作ること等々、文化により教育制度・内容が違うことに生徒は気付かされます。
 
高校の次は、モンタナ州立大学を訪問します。こちらも学生の数は多くありませんでしたが、緑豊かな広大なキャンパス、校舎や図書館等を見学しました。中でも生徒たちが驚いたのはテキストの値段です。ごく普通に使う1冊が、日本円で2万、3万円かかることが普通とのこと。ここでも文化の違いを感じたようです。散策の途中で、スティーブ先生や引率の先生方が、大学で学ぶ魅力について生徒に語りかけます。好きなことを好きなだけ学べる場所であり、「好きなこと」は一つに絞る必要はない、思いもかけない出来事により拓かれる人生もある・・・これから進路選択に臨む彼らが、少しでも感じてくれることがあれば嬉しいものです。
 
学食でゆっくりランチをとった後、最後の見学場所であるロッキー博物館に向かいます。1時間ほど博物館の方にガイドをしていただき、地球の歴史を学びます。もちろん英語での説明でしたが、ゆっくりと身振りも交えて話していただいたおかげで、かなり理解できたようです。「もっと本物のT-REXの化石が見たい」「MOSASAURSの化石について質問したい」など、ガイドツアーの後も生徒はゆっくり各自で見学をしました。
 
そして、とうとうアメリカで過ごす最後の晩です。いつも通り2人の先生方が皆の好む食事を考え、準備してくださいました。フライドチキン、サラダ、ご飯。甘いスイカ等々、思う存分堪能した後は、先生方から生徒へ最後のメッセージが送られます。物事を色々な角度から見て、自分で考えることの大切さを、クマと人間の関わり方を例に挙げて話してくださいました。真剣に聞き入る生徒の顔がとても印象的でした。
 
サイエンスツアー団長の高校2年生からお礼の言葉が述べられ、全ての活動が終了しました。明日は午前4時にホテルを出発し、ボーズマン空港からデンバー空港へ、そして日本へと帰国の途につきます。