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緑のネットワーク通信
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2013.09.02
南相馬市訪問
震災後本校の屋上緑化でつながりのある南相馬市へ、今年の夏は生徒会執行部の諸君が訪問しました。
瓦礫はだいぶ片付いたものの、2年半前にすべてが失われ、2年半もの間ずっと時間の止まっている空間を目の当たりにして、彼らはショックを受けたようでした。
現地では、忙しい時間を割いていただき小高中学校の生徒会の皆さんと意見交換の時間をもつことができました。校舎はまだプレハブの仮設校舎です。生徒さんからは「大人の声ではなく、私たちの声を聴きに来てくれたことがうれしい」との言葉もいただきました。
その後、風評被害に揺れる農家を訪問し、出荷作業のお手伝いをしながら、南相馬の農業はどのような状況なのかをうかがいました。
最後は、市役所で教育長を表敬訪問し、震災当時の話や、幼稚園から高校までの現状、今後の見通しについてのお話をお聞きすることができました。
今回の訪問で感じたのは、復興とは言いながら原発の影響などでなかなか作業が進まない現実、都会で流れているニュースと現地のニーズのギャップ、それでも負けないで頑張っている南相馬の皆さんの力でした。
私たちは、今回自分たちの見て、聞いて、感じたことを学校に戻って必ず伝えると誓って帰ってきました。今回の訪問レポートは、9月21日22日の文化祭で詳しく報告できると思います。ぜひお越しいただき、被災地の「今」を知ってください。